優良投資信託の見極め方

今、投資信託のブームが少しずつ変わってきています。

一時期は毎月おこずかいのような感覚で分配金を受け取れる「毎月分配型」が流行っておりましたが、現在は年に1度しか分配金が受け取れないものが見直されています。

また買付手数料のかからないノーロード投信も増えていますね。買付手数料に3、4%支払わなくてはいけないものと比較すると大変魅力的に感じます。

優良投資信託の基準

ではどういう基準で選べばいいのでしょうか ポイントは2つです 「分配金利回り」ではなく「トータルリターン」をチェックするというのが1点、もう一点は純資産総額の増減を見るという点になります。

トータルリターンとは

投信の新規購入を検討するとき皆様はどこをチェックしていますでしょうか。

例えば、現在大手N証券で人気の高いフィデリティ・USリートですが、分配金はこの1年で1020円出ています。

現在(2017年5月)基準価格は約4000円なので、分配金利回りは25%になりますね。

25%と言えば1年間100万円この投信で保有していれば、単純に125万円になります。

「これは良い!」と思うかもしれません。しかし、ちょっと待ってください! これは分配金利回りであり、実際の騰落ではありません。

この投信トータルリターンで見ると、年間+6%なのです。 一体どういうことなのでしょうか。ちょうど1年前の5月、この投信の基準価格は5000円ほどでした。

20%も基準価格は下がっているのです。しかもこの投信は毎月分配型なので毎月70円支払ってきましたが、この1年で1020円出しています。

基準価格が1000円下がって、その分の1000円を分配金で受け取っているのです。いわゆるタコ配です。

分配する余力がないのにも関わらず、毎月分配することは決まっているためタコが自分の足を食う例えから来ている言葉です。

それでもトータルリターンが+になっているのは米リートの利益からきているのでしょうね。

この分配金を「やった!おこずかいだ!」と使い切ってしまうと、投信を解約するときに「めちゃくちゃ減っている!騙された」となります。

実際にそういう被害を受けた方たくさん見てきましたし、証券マンもわざと説明しない人や銀行の窓口では知らない人さえもいます。

純資産総額を見よう

純資産総額とは、その投信を保有しているすべての投資家の額を合計したものであって、投信の人気ランキングの指標になることが多いです。

だいたい基準価格のチャートに一緒に載っていることが多いです。

みんなが行く逆を買えば投資で勝てるのだ!という自信がある方は除いて、純資産総額が増えているものはパフォーマンスが高く安定して利益を得ている方が多いので人気が高いと言えます。

反対に急激に純資産が下がっている投信は要注意してみてください。

分配金が下がっていたりトータルリターンがマイナスに落ち込んでいることがあります。投信は基本的に中長期で保有する商品なので、あまり増減は少ないはずですがそれでも下がっている場合は理由があるのです。きちんと精査して中長期で利益出していけるといいですね。